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地域:京都山科区業種:金属加工業
中部地区の、一般用加工食品の製造、販売の大手であるお客様です。
生産工程で大量のお湯や蒸気を使用するためにボイラー熱を毎日大量に使っていますが、使い終わった蒸気は排気、お湯はタンクにてためて放熱後排水する形になっています。
大手であることから、SDGsを背景とした省エネ社会の中、エネルギーの効率化を求められており、工場の省エネ商材、工事を広い範囲で展開してる当社にできることはないかと相談いただきました。
現在製造現場から排気している湯気熱を熱回収をすることで、熱の再利用ができないかという依頼をいただきました。
装置としては、排気湯気を熱交換器に通すことで熱回収をおこない、その熱をボイラー給水の加熱に使うことで、湯気熱の再利用を実現することしました。
そのために必要な熱交換器及びフレームの設計をおこない、これまで排気していた熱を有効活用することができました。
元々のボイラー給水は井戸水を使っていたため温度が15℃程度であり、ボイラーのエネルギー負担が大きかったですが、
熱回収を用いることでこれをプレヒートすることができるようになり、ボイラーの省エネ運転を実現することができました。
また湯気は大気開放すると、温暖化の観点ではヒートアイランドの一因となるため、熱交換して湯気の温度を下げることで温暖化対策の一つとなりました。
湯気熱だけに限らず、『熱回収→再利用』の技術については社会的なニーズと意義の高いテーマとなってきており、今後も続けていきたいと考えています。
当社の事業目的は「社会貢献」であります。本事業はまさにその社会ニーズに応えるものとして、今後の発展へ尽力致します。
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