地域：北陸
業種：医薬品メーカー
エンドユーザー様が新たに製造ラインの増設を予定しておられる中、製造ラインの装置を設計、製作している会社様より、当社にターンテーブルの依頼がありました。
ターンテーブル自体はいくつかメーカがあり、特段珍しい装置ではないのですが、少し工夫が必要なところがあるとのことでした。
ターンテーブルというものは、簡単なものだと、コンベアが円周上に回っているだけですが、その場合、ワークをターンテーブルを用いて流していると、ターンテーブル上のある場所にワークが残ってしまい、いつまで経ってもワークがターンテーブルから出てこない現象が起こります。
一般的にブリッジと言われる現象ですが、このブリッジ現象対策のできるターンテーブルが今回は必要だとのことでした。
当社はこれまで様々な製造現場で、様々な御依頼の経験があり、こういったブリッジ現象についても経験がありました。
そしてその対策の重要性から、ブリッジ対策のターンテーブルを標準的に御用意するようにしておりましたので、今回の御要望にも充分対応できると判断しました。
実際にお客様よりワークをお借りしておくことで、設計時点で必要な内容は全て検討することができました。
そのため、実際にワークを大量に流す実験をした中でも、全くブリッジをおこすことなくワークがスムーズに流れることが確認できましたので、つつがなく出荷することができました。
装置を出荷してから以降、エンドユーザ様からクレームや問題の連絡は全くなく、装置は順調に動き続けています。
今回は遠方の客先のため、これ以上の取り組みは難しいのですが、ニーズがあればお応えしていきたいと考えています。
※写真は、機密事項もあるため、参考的なものとして掲載しております